あの日から9年。進みゆく時間と変わらない思い。
2011年3月11日から、今日で9年。
当時の僕は、中学二年にあがる春休み。
中学校では、三年生の卒業式が行われていた。
僕はまだ上京しておらず、福岡に住んでいたので、
午後2時46分の揺れを感じてはいない。
しかし、部活へと向かう準備をしていた時、
テレビで速報がまいこんできた。
ニュース画面に切り替わり、アナウンサーが慌ただしく画面に映っていた。
そしてすぐに、現場の映像に切り替わった。
街が水にのまれている様子が、そこにはあった。
その時みた映像を、
僕は現実とは思えなかった―
その大震災は、「東北地方太平洋沖地震」や「東日本大震災」と呼ばれ、
日本、特に東北地方に、大きな爪痕を残した。
東北大震災では、物理的な損害はもちろん、被災した方々に精神的な傷を与えた。
震災から9年が経った今も、故郷に帰れない人は多い。
復興に向けて、必死で奔走する人々もいる。
僕に何ができるだろうと思う。
当時中学生だった僕は、今は大学生となった。
できることも増えた。
まずは一度東北を訪れ、自分の目で、確認しよう。
街の姿をみた僕は、何を感じるのだろうか。
今、都内の自宅から、北北東の空を眺めると、
青い空に、白と黒の雲が点々と浮かんでいた。
被災された方々にお見舞い申し上げるとともに、犠牲となられた全ての命に心より哀悼の意を表します。
シュン