クリストファー・ノーランという才能
クリストファー・ノーランという名前を聞いた事がありますか?
映画が好きな人なら一度は聞いたことのある名前だと思います。
そして今回は、そんな彼の凄さを語りたいと思います。
彼のことを知らない人が彼の作品を観たくなる、また知っている人も、もう一度見返したくなること間違いなしです。(ハードルを自分であげてしまいました。)
それでは、いきましょ〜
【目次】
①クリストファー・ノーランって?
②クリストファー・ノーランの主な作品
③作風・特徴
④新作は!?
①クリストファー・ノーランって?
クリストファー・ノーランはイギリス出身の映画監督です。1970年7月30日生まれで、現在49歳です。父親がイングランド人で、母親がアメリカ人である為、イギリスとアメリカの国籍を持っています。幼少期はロンドンとシカゴで過ごし、大学はロンドンで、小説を学ぶ傍ら短編映画の制作をはじめ、彼の映画監督への道が開かれていきます。
また、私生活でも携帯電話やインターネットを使わないことで知られているそうです。その作品にも、ネットや電話はほとんど?登場してないです。
②クリストファー・ノーランの主な作品
1998年に長編映画「フォロウィング」において初の監督を務めます。続く2000年、監督を務めた長編映画が「メメント」です。この作品で多くの賞を獲得し、注目を集めるようになります。そして、多くの人が知っているであろう作品、バットマンシリーズを手がけます。「バットマン ビギンズ」から始まり、「ダークナイト」、「ダークナイト ライジング」までの3部作です。2本目の「ダークナイト」では、現在公開中の映画の主役「ジョーカー」を生み出したことでも話題です。そして、2010年には、レオナルド・ディカプリオ主演の映画「インセプション」を公開しました。「インセプション」にはあの渡辺謙さんもキーパーソンとして出演しています。僕の初クリストファー・ノーラン作品は本作でした。2014年には、宇宙を舞台にした映画「インターステラー」を生み、2017年に戦争映画である「ダンケルク」を世に出しました。
(公開年) (作品名)
1998年 フォロウィング
2000年 メメント
2005年 バットマン ビギンズ
2008年 ダークナイト
2010年 インセプション
2012年 ダークナイト ライジング
2014年 インターステラー
2017年 ダンケルク
こんな感じのスパンです。この頻度でヒット作を連発し続けるなんて天才としか言いようがないかもしれませんね笑
特に、バットマンシリーズを作ってる中で、インセプションという全く内容の異質な超大作を生み出したって考えると、頭の中はどうなっているんだ!って思います。
③作風・特徴
次に彼の作風や特徴についてみていきます。僕は素人ですし、映画についての高度な分析などできる力はありません。あくまで個人的な感想になります。ご了承ください。
先程も少し話しましたが、僕がクリストファー・ノーランという存在を知ったのは「インセプション」を観て、何だこれは。やべーよ。ってなって、監督をググったのが始まりです。明らかに今までみた映画とは世界観が異質でした。何というか、構造が「深い」って感じです。映画とか本には軸となる舞台設定やテーマがあります。下町を舞台にした家族の日常、ニューヨークのセレブ高校生たちの華やかなで残酷なスクールライフ、国を秘密裏で守るために命をかけたミッションを行うスパイの物語......など、いろんな設定があります。
「インセプション」の設定を言うなら、夢を舞台に繰り広げられる情報争奪戦です。
夢?情報?ってなると思います。けど、この謎の舞台設定を成立させているのがクリストファー・ノーランです。夢という不確かな存在を論理的に成立させている、現実と非現実の融合というか、SFなんだけどリアル。そんな感じです。
また、「メメント」においては、映画の構成における常識をぶち壊してきます。テーマは時間です。時間軸を使ったストーリーなら、近年日本で話題になった、「僕は明日、昨日のきみとデートする」もそんな感じです。
が、、「メメント」はそれとも違うんです。もう構成時代がトリックというか、型破りで。1回観ただけじゃ内容は6割くらいしかわからないんじゃないかと思います。笑
それくらいぶっ飛んだ構成ですね。しかもそれだけの構成であるのに、物語としての内容自体も深いです。前向健忘症であるが故の性質と、その当事者しか分からない悩みや苦悩を、ストーリーの肝に据えています。
「メメント」では、クリストファー・ノーランの、ある人に憑依して、その気持ちを理解する執着的な才能と、構成の根底を覆す大胆性が表れています。
「インターステラー」は、宇宙が舞台。この時点でこれまでのジャンルとは全く異なる、バラエティ性を感じますが、ただの宇宙ものでは無かったですね。
みなさんは宇宙についてどれくらい知ってますか?ブラックホールの謎とかについて考えたことありますか?
クリストファー・ノーラン、そこに焦点当ててます。
ブラックホールのその奥の世界。僕はそんな世界想像したこともありませんでした。けど、彼はそれを想像し、可視化しています。自分の頭の中で想像した世界を映像で表現しています。次元がなんちゃらとか、重力がどうとか、もうただ彼の作品を浴びるしかないです。息、できません。
長くなってしまいましたが、この3作が個人的なお気に入りで、それだけでもクリストファー・ノーランという人物の異質さは伝わると思います。
常識を軽々と超え、身近にある不思議な現象に対して深掘りし、壮大な謎、想像もできない領域へのアプローチをする。
それが彼の作品だし、凄いと思うところなのかなーと。そして、それこそがクリストファー・ノーランの作風なのかなーと思います!
④新作は!?
こんな才能のクリストファー・ノーランが出す新作を観たい!って思う方も多いかと思います。(たぶん笑)
実は、新作の予定、、、
ありです!!!
2020年7月17日、全米で公開予定だそうです。タイトルは「テネット」で、国際的なスパイを舞台にしたアクションです。
主演は、ジョン・デヴィッド・ワシントンに決定したことが明らかになりました。(僕はこの人のことは知りませんが笑)
ネット上でも詳しくは語られていない新作「テネット」。
個人的にはスパイ映画ってだけでもワクワクするのに、クリストファー・ノーランが指揮する映画なんて、面白くないはずがないな、もうすでに楽しみです。
情報があまり出てないのも、逆に想像を掻き立ててくれるので、楽しみに待ちます!
みなさんもぜひ今までのクリストファー・ノーラン作品を観て、新作にも期待して待ちましょう!笑
では。