I love baseball
今週のお題「部活」
僕は小学1年生の時にソフトボールを始め、中学校では軟式野球部、高校では硬式野球部に所属していました。
今までやってきたスポーツは野球の他には、水泳くらいで、水泳は幼稚園から始め、小学4年生の頃くらいに辞めました。
野球は大人になった今でも続けています。
現在は、都内で活動する社会人の草野球チームに参加していて、1ヶ月に1度チームの方々と、真剣に、楽しく汗を流しています。
野球がここまで長く続いているのは、自分でもなんだか不思議な気持ちです。
辞めようと思ったことは、1度もありませんでした。もちろん、今日の練習は行きたくねーみたいなことはたくさんありました。笑
そして、これまでの野球人生を振り返ってみると、順風満帆なものでもないと思います。
小学校時代のソフトボールでは、当初はピッチャーをしていましたが、膝を痛めてからはキャッチャーへコンバート。
いろんなポジションをする楽しさもあるのですが、エースとして、1番として最後までやり遂げたかったな、という思いもありました。
中学時代では、内野。主にショートをやっていました。中学時代には、今までの野球人生で1番苦い思い出があります。
「イップス」を経験したことです。
当時のチームメイトも、僕がイップスになったことを知っていた人はあまりいないかもしれません。
イップスにも色々な種類があるのですが、僕の場合は、バッティングでした。ヒットがなかなか出ないというような、スランプとは全く違いました。
バットにボールがかすりもしないという状況です。タイミングが合っていないとか、フォームが崩れているとか、そんな感覚は自分の中ではないのに、全くボールが当たらない。
打席に入るのがこわくて、どうすればバットにボールが当たるのかだけを考えて、それでも当たらない。
野球と出会った小学生の頃の方が上手かったとも言えるくらいでした。
この状況をみた当時の顧問の先生から、アドバイスを受けました。
「思いっきり、ホームラン打つみたいにアッパースイングで振ってみろ。」
このアドバイスすぐ後のフリーバッティングの練習で、今までのイップスが嘘みたいに、バットにボールが当たり始めました。
不思議でした。急激な成長をしてはいないのに、いきなり全然違う世界にワープしたようなそんな感覚でした。
イップスで悩む選手は、意外とたくさんいると思います。
特に、生真面目で、頑張り屋さんの人ほど陥りやすいものだと感じます。
イップスと向き合うというのは、深く考え、フォームのチェックを繰り返し行い、ひたすら練習をするということではなくて、初めて野球ボールに触れ、バットで打ったあの頃のように、ただ純粋に楽しむ、周りからの目線を気にしたり、ミスに対して考えすぎてしまうのではなく、シンプルに遊ぶ。そんな感覚が1番大切だし、自分の中では楽になりました。
遊びの野球でホームランを打ったとき、フォームなんか気にして打っている人は居ないと思います。そういう事です。
長くなりました。最後は高校です。
高校野球は、やはり甲子園ですよね。僕も甲子園を目指して、練習をしていました。
高校では、ファーストやピッチャーを主にやっていて、バッティングも買われ、試合には2年生の頃から出させていただきました。
しかし、ケガの多い高校野球生活だったと思います。腰椎分離症や、肩関節の慢性的な炎症。ピッチャーをやる上では致命的でした。
また、肩の脱臼癖も付いてしまい、なかなか満足のできるプレーはできませんでした。
けれど、中学時代の苦い経験から、野球を楽しむということはできたと思います。
そして、大学生になり、草野球をやっている現在です。1ヶ月に1度の野球を思いっきり楽しんでいます。
野球には、色んなことを教えてもらいましたし、これからも教わると思います。
野球に出会えてよかったと、心から思います。