映画 ぼくは明日、昨日のきみとデートする
福士蒼汰さんと小松菜奈さん主演の映画、「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」を観ました。
タイトルや、雰囲気から感動系のありがちな恋愛映画かな〜と思いつつも、友達に勧められたので観てみることに。
※以外内容のネタばれあります。
物語の設定が、今までに無いような不思議でSFちっくなファンタジー性に溢れているのに、驚きました。
「時間の流れ」というテーマのもと、時の進み方が違う世界の二人の恋愛です。
お互いが、過去を共有し、思い出を分かち合うことのできない辛さ、切なさ。一方の距離が近ずくと、もう一方の距離は遠ざかっていくもどかしさ。
物語中では、この関係性を「地球と月」に例えているのがとても印象的でした。
月は地球の周りを一定の間隔、速度で周り続けているけれど、お互いが寄り添い同じ速度で進む(周る)ことはない。それでも、地球からはいつも姿形は変わりながらも、月の存在を確認できる。
このような、どこか切なく、哀しい関係を、恋愛に当てはめて描かれているのがこの映画の一番の特徴だと思います。しかし、切なさや哀しさの中にも、お互いを思う気持ち、愛情の温かさが滲み出ていて、とても考えさせられます。
全く時間の流れが逆の世界に生きる二人であるけれど、お互いを思う気持ちは2つの世界の垣根を超えた普遍性があるのだと感じました。
とても感動します(笑)
ぜひ一度観てみてはいかがですか?